みなさまの健康を見守り続けて50年、地域に根差したかかりつけ医です。
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京阪萱島駅 徒歩5分
〒572-0826 大阪府寝屋川市南水苑町16-15

診療案内

減感作療法

減感作療法(アレルゲン療法)とは

アレルギー患者さんの、アレルギーの原因となる物質(ハウスダスト・スギ花粉など)をほんの少し体内に入れ、徐々に濃度の濃いものに増量して体内に免疫を作り、アレルギーの過敏な反応を減らしていく治療法です。
花粉症・アレルギー性鼻炎・アトピー性皮膚炎・気管支ぜんそくなどの病気に対して行われています。

治療方法には「皮下注射による方法」と「舌下療法」があります。

●皮下注射(保険適応)
スギ等の花粉、ハウスダスト、カビ等数種類。週に1~2回注射。
●舌下療法(保険適応)
スギ、ダニのみ(毎日投与)※12歳以上。

※どちらも3~5年間の治療が必要となります。

皮下注射による治療(約40年前より保険適応)

アレルゲンエキスをおよそ1兆倍~1000兆倍に薄め、徐々に濃度をあげながら皮下注射で体内に取り入れます。濃度はパッチテストの判定により決定するので、患者さんごとに異なります。

希釈したアレルゲンエキス

最初は週に1~2回の注射を行い、これを8ヵ月続けます。その後、週に1回を3ヵ月、2週に1回を3ヵ月、3週に1回を3ヵ月続け、その後は、月に1回のペースとなります。(患者さんの生活環境に合わせ継続しやすいように回数等を調整致します。)

●約3年継続することが必要です。
●副作用としてかゆみなどが出る場合があります。
●5歳以上から行えます。

舌下療法による治療(平成26年10月より保険適応)

当院ではスギ・ハウスダストのアレルギー物質を含むアレルゲンエキスを舌の下に滴下し、約2分間舌下に含み、その後飲み込みます。
これを初回のみ医療機関で行い、2回目以後は自宅で毎日行います。

舌下免疫療法は通院することが難しい方には良い治療法となりますが、毎日の滴下が必要となります。また、月に一回来院して頂く必要があります。

●約3年継続することが必要です。
●12歳以上から行えます。

パッチテスト

患者さんのアレルギー原因の候補と思われる物質を極少量皮下注射し、
皮膚の反応を見ることでアレルゲンの判定と程度を確認するテストです。

治療効果

皮下注射の場合、ハウスダストは20代以下で約7~9割、30代以上で5~7割の症状軽減が見られ、スギ花粉症では20代以下で約7割前後、30代以上で5~6割の症状軽減が見られます。

舌下療法については、まだ治療が始まったばかりで十分なデータがないため詳細は不明ですが、当院で治療中のお子さんの例では、治療開始8ヵ月頃より明らかに自覚症状が軽減、シーズン毎に段階的に改善が見られ、大人の方の例を見ても、治療開始10ヵ月頃より軽減が見られます。

費用

アレルギー1種類につき、皮下注射で1回が500円(保険診療3割負担の場合)となります。
詳しくは医師にお尋ね下さい。

注意点

●治療開始から3~4ヵ月はアレルギー症状(鼻炎・湿疹・喘息症状)が出やすい為、内服薬治療が必要です。
●皮下注射では、注射部位のしびれる痛み、発赤が30分~1時間ほど続きます。水疱・痛みが3~4時間続く場合は、次回よりエキスの減量等の処置を致します。
●舌下療法では、口内炎等、口腔内が荒れたりする場合があります。
●皮下注射、舌下療法のどちらにも、まれにアナフィラキシー症状が出ている可能性はあります。

診療受付時間のご案内

受付時間 日・祝
8:30~9:00※
9:00~11:30
16:30~17:00※
17:00~19:00
※8:30~9:00および16:30~17:00の診療は予約検査・予約検診のみとなります。
休診日:水曜日、土曜午後、日曜、祝日
訪問診療
火曜日・木曜日 13:00~16:30
インターネット予約
携帯・パソコン予約受付時間
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アクセス

地図
京阪「萱島」駅から南東へ徒歩5分
駐車場6台あり(眼科と共用)
アレルギー性鼻炎でお困りの方 減感作療法
不整脈や胸の痛みなど心臓に不安のある方 狭心症・心筋梗塞等の検査、治療
原因不明のめまいでお悩みの方 良性発作性頭位めまい症
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